アイデアの出し方



みつむらです。
「3」という数字は台本を書く上で、最も身近な不思議な数字です。
3幕構成、3段論法、3段落ち…などなど。
話をまとめるときもベスト3や、三大○○といった具合に、しっくりくるのはいつも「3」です。
今日は、皆さんが知りたいと思う「3」を書きます。


今日はアイデアの出し方について。
台本を書いてると、よく質問されることがあります。
それは、
「どうやったらあんなに思い付くんですか?」
という質問。

正直なところ、知りません(笑)。
というのも、毎回書き始めのときに思うのは、「自分、どうやって書いてたっけ…?」です。

で、書いた台本を読み返したりするんですけど、イマイチ分からない。
台本を書いてるときの感覚っていうのが独特で、どうしてそういう話が書けたのか、よく分からないんです。

別に、何かが降りてきた!とかカッコいいことを言うつもりはなくてですね。

書いてるときって夢中でやってるので、いざ思い出そうとしても上手く思い出せないんですよね。
細かな思考の流れとか、感覚的なものは。

ただ、普段から意識していることはあります。
書き始めるまでの準備は結構苦労してます。
僕もアイディアは死ぬほど欲しいですし、天才になれるものならなってみたいですし。

そこで、今日は3つのアイディアを出す方法を書きます。
とはいえ、あまり期待はできませんよ。

まず1つ目はですね…


1.本を読む

いやいや、これが結構大事なんですよ。
そもそも頭の中にないものを思い付くわけがないんです。

今世間に出回っている物語や音楽、芸術作品というのは、そのほとんどが何かの模倣とも言われています。
そもそも創造する、0から1を作るということの定義の話にもなってしまうので、あまり長くはここに書かないんですが。

アイディアを思い付く、という作業は思い出す、に近いそうです。
過去に見たもの、聞いたものを思い出し、それがその時の状況に上手くハマる解決策になるから、アイディアになる。

アウトプットするためにはインプットが必要なのは当然。つまり、できるだけ多くの情報を持っている人ほどアイディアを多く、しかも質の良いものを出すことができる、と僕は思います。


2.体を動かす

では、そうしてインプットした情報をどうやって引き出すかというと、今度は走ります。

僕は大体週に1回は30分走る時間を設けています。
で、大体30分走って帰ってくると、アイディア1個を持ち帰ります。
ほんとですよ。

だから、走ってる最中は台本のことを考えてます。

考え事をすると、良いアイディアが出てくるとも聞いたことがあるので、体を動かすことで頭に血が回ってアイディアが出てくるのだと思います。


3.目標を決める
それでもアイディアが出ない場合。
自分は目標設定をします。
人間、〆切がないとやっぱり怠けてしまうもの。

僕の場合は「年内に3本は台本を書く」と決めて、その年に4本書きました。



てなわけで、僕からの「3」は以上です。
ここに挙げたのはあくまで例で、実際本の知識はなくても日常生活からインスピレーションを受けて書いた作品もありますし、必ずしも走って全てを書き上げたわけではないですし(笑)。

ただ、どうしても書けないときっていうのはあるので。そんなときは本読んだり、走ったり…色々してます。

最近、書けてないのでそろそろ走らなきゃなぁと思う今日この頃です。

以上!
おわりっ!

みつむら

20 minutes~短編戯曲配信所~

東海地方を中心に活動しております、 脚本家みつむらが自身の作品を アップロードするためのページです。 戯曲の書き方についても、書いていきます。 全国の高校演劇部の皆様へ向けて 上演時間20分程度の短編戯曲をお届けします。

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