閲覧注意!その2
前回は「矛盾させる」「もじり」「長めのタイトル」について書きました。
その1を読んでない方はこちらからどうぞ。
まずは前回少し触れたタイトルリンクについて。
タイトルリンクさせる
「タイトルリンク」とは字のごとく、タイトルと関連性、繋がり(リンク)があるかどうかです。
リンク先は勿論物語そのもの。
タイトルが「喫茶店」なのに肝心の話が図書館の中で起こる話だと、わけがわかりませんよね。
極端なところで言うと、そういうことです。
昔見た劇で『赤い目(仮)』というタイトルの作品があり、特に劇中「赤い目」に関するものは特に出てきませんでした。
当時の演劇仲間ともその話をし、結論は「この作品を観た観客が目を腫らして泣いて、目が赤くなるってことじゃ?」ということになったのですが、正直府に落ちませんでした。
なぜなら、必然性がないからです。
感動して目を赤くするなら、他の作品にも当てはまることで、タイトルとしてはイマイチ捻りがないかなという印象です。
必然性のあるタイトルをつけることで、タイトルと物語はリンクし、より完成度の高いものになります。
二重の意味をもたせる
例えば「かける」と平仮名表記にして「書ける」、「賭ける」、「駆ける」…など。
「乗らない(否定)」と「乗らない?(誘い)」など。
日本語の面白いところで、ニュアンスや状況、漢字が違うだけで意味が変わります。
その特徴を生かして2重の意味をつけさせると、観客は物語だけでなく、タイトルについても帰り道の話題にしてくれるかもしれません。
最後に
ひとまず以上です。
思い付くままに書いたので、今度「その3」が出るかもしれません。
物語もタイトルも、細部まで仕掛けを入れておくと、分かる人には分かる、読めば読むほど面白くなる作品が書けるかもしれません。
この記事が少しでもそのきっかけになればと思います。
それでは。
おわりっ!
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