『会議室の三すくみ』上演のお知らせ
久しぶりの告知です。
僕の書き下ろし作品『会議室の三すくみ』の上演が決定しました!
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指先ペロペロキャンディー 短編公演
「指ペロ式ドロップス〜見つけてペロペロキャンディー〜」
日付:令和7年 4月19日(土)・26日(土)
場所:U-SPACE 三協フロンテア岐阜店 スペース:community
料金:一般 1000円
学生 700円
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今回は
公募で集まった作品の中から、選ばれたものが上演される
という企画に参加し、上演が決まりました。
「高校演劇に関わる中で、魅力的な生徒創作をしていた子達が、卒業を機に辞めてしまうのがとても勿体無く、もっと上演の場があればと思い企画」されたとのこと。
僕も「そろそろ劇作をやめようかな」と思いながら細々と書いていた身。こういう企画でもなければ、いつかフェードアウトしていきそうです。
久しぶりにワクワクして、楽しく書くことができました。
『会議室の三すくみ』のコンセプトは
「構成で笑わせる作品」
シチュエーションコメディですね。
限られた時間の中で魅力的な作品を書くには、そもそもの構成や仕組みが面白いものでなければ、クオリティの高いものは書けないと考えました。
コメディの古典映画や三谷幸喜作品の『古畑任三郎』、『今夜、宇宙の片隅で』などを観て、書きたいシチコメを模索しました。
結果、行き着いたのが
「三すくみ」の構造。
三すくみとは…以下、Wikipediaより。
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三すくみとは、三つの者が互いに得意な相手と苦手な相手を一つずつ持つことで、三者とも身動きが取れなくなるような状態のこと。つまり下記の関係が成立する。
1.AはBに勝つ
2.BはCに勝つ
3.CはAに勝つ
例えば、AはBを倒した場合、Cに倒されるのがわかっているので動くことができない。
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いわゆるジャンケンの構造を登場人物の関係性に落とし込んで、書きました。
相関図を脇に置きながら書き進めましたが、だんだん複雑になってきて、自分でもよく分からなくなって途中ごちゃごちゃに…^^;
本当は小道具を使った比喩表現や、遊びの要素も入れたかったのですが、20分の制限時間があり、断念。
それでも、構造上はしっかり笑える内容に仕上がったと自負しています。
久しぶりの新作です。
是非ご観劇くださいませ!
ご予約はコチラから
よろしくお願いします!
みつむら
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